スタッフ向け事前WS その②

1日めのワークショップレポートの続きです。

<応急手当ワークショップ>
緊急時に身の回りのものでできる簡単な怪我の応急手当について学ぶプログラムです。
身の回りにあるさまざまなものを使って臨機応変に応急手当ができることを学びます。
緊急時にどんなものが使えるかを想像しながら行動する力を身につけます。

事前ワークショップでは、2名の方に前に出てきもらい、ハンカチ、ネクタイ、新聞紙、ポリ袋など身の回りにあるものを使い、骨折、止血などの応急処置をする体験してもらいました。

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<ジャッキアップゲーム>
地震直後の救助で、重いタンスなどの転倒物を持ち上げ、下敷きになってしまった人を助けることができる有効な道具、「ジャッキ」の使い方を学ぶプログラムです。
日常馴染みのないジャッキという道具に触れることができます。
車をお持ちの方は、どこにジャッキセットがあるのか、すぐに取り出せるのかを、シミュレーションしてみるのも良いと思います。
錆びて使えない、、、という残念な事態は避けたいですよね。
このプログラムでは、いざというときにも落ち着いて道具を使うことができる力を身につけることができます。

今回は、小学生の男の子に実演してもらいました。
ジャッキの機能や使い方、災害時の救出の手順、道具としての有用性についての説明を受け、実際にジャッキを使って、ナマズ人形に押しつぶされた、カエル人形を助けましたよ。

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<毛布で担架タイムトライアル>
身の回りにある毛布で応急的に担架をつくり、けが人を搬送する方法を体験を通して学ぶことができるプログラムです。
担架が不足する被災地で、身の回りのものを使った、簡単かつ機能的な担架の作り方を学ぶことができます。
けが人を安静かつ迅速に運ぶ方法などを身につけることができます。

災害時には救助隊が不足するといった状況や、実際に被災地では怪我人を搬送するのに身の回りのものが活用されたことなどの説明を受けます。
実際に毛布で担架をつくり、カエル人形を安全かつ迅速に運ぶタイムトライアルに参加してもらいました。
大人の中で1人、子どもが入っていると、つい大人の背丈で行動してしまいがち。
子どもに合わせて身を屈めたりすると、運びやすいなど、実際に体験してみることでコツを学ぶこともできました。

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<家具転倒防止ワークショップ>
ミニチュアの家具と家具転倒防止グッズを使用し、使用方法や設置の重要性を学んでもらいます。
家具の転倒防止策の重要性や、地震が起こっても怪我をしないために有効な正しい家具転倒防止対策の方法を学びます。

写真やイラストを見ながら、震災時の家具転倒による被害を学びます。
ミニチュアの家具を使いながら、家具転倒の様子や、転倒の防止案を学びます。

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<防災人形劇 おたま劇場>
「避難リュック」をテーマにした、おとぼけ者のお父さん「カエル」と、しっかりものの息子「おたま」による人形劇を上演するプログラムです。
楽しい人形劇を鑑賞しながら「避難リュック」の中に入れておくと良いグッズについて学ぶことができます。
小さな子どもでも理解できる、やさしい内容です。
本番では、上演される人形劇を鑑賞した後、人形劇終了後、振り返りクイズをおこないます。

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1日で10プログラムの解説と実演を行ったので、かなりタイトなスケジュールではありましたが、とても勉強になりました。
遊びを通して繰り返し行うことで、防災知識(訓練)が身についていく仕組みになっていて、本当によくできたプログラムです。

次は教材系プログラムについてと、沖縄版イザ!カエルキャラバン!(ローカライズ)に向けての話し合いについてレポートします。
お楽しみに〜☆

スタッフ向け事前ワークショップ レポート③→

スタッフ向け事前ワークショップ レポート①→

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