名護中央公民館
『名護浦民踊サークル』

平成16年の結成。名護中央公民館でも最大級の活動員を誇る人気のサークルです。健康、いきがい、人の和づくり、学び合いをモットーに、シニアの女性たちが仲良く活動をしています。練習日は明るい笑顔がはじけています。

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公民館名 名護中央公民館
サークル名 名護浦民踊サークル
代表者名 諸見和代
活動人員 35〜40名
設立年月日 平成16年4月
活動日・時間日 月・14:00~16:00

サークルの活動内容を教えてください。

<名護最大級のサークルとして活動>
民踊サークルでは、仲本コウシン会長(沖縄レクリエーション協会の会長)の振り付けをやっています。民謡などの音楽にのせて、琉舞の要素と、ダンスの要素を取り入れた踊りで、とても簡単ですし、どなたでも楽しめるものです。
サークルは10名程でスタートしましたが、現在は40名。名護中央公民館でも最大級のサークルです。常時集まるのは35名ほど。発展しています。

サークルへは、体験していただいて、参加するかどうかをきめてもらいます。
体験するとやりたいという声があがります。体験を広げていくことが、参加者増加に関係していきます。

サークルの魅力は?

<「いつでも、どこでも、だれでも、踊れる!」>
専門的にガマクをいれたりする必要もないので、初心者でも楽しめることが魅力のひとつです。魅力は「楽しい」の一言につきます! 楽しかったという声をきくのが一番ですよ。
サークルは休む方はほとんどいません。楽しくて、やすみたくない!という人も多いです。
月の第5周目はおやすみにしているのですが、最終週が一周あいただけでも、なんだかさみしいという声もあります。

サークルの雰囲気をお教え下さい

サークルは和気あいあいとしています。いつも歌を歌って、くちづさんみながら踊っています。「たのしいさー」と帰っていく人が沢山します。
先生は文句を言ったりすることもなく、常にプラス思考の言葉を使っていらっしゃるので、参加者にとってもいいことだと思います。
自分たちのサークルは愚痴をこぼしたりもなく、雰囲気をみんなでつくっている。こういうサークルに入ってよかったと、みんなの力でつくっている。そういう雰囲気をこころがけています。

サークルの参加メンバーはどのような年代が多いですか

年齢は60〜70代。最高礼者は82歳になります。
最年長は82歳の方は「サークル活動が元気の源」「いつまでも私をサークルにいれてね」と言っています。

サークル参加メンバーの地域はどちらですか(公民館付近か)

ほとんどは名護市内のメンバーです。名護は5つの地域があります。豊原、羽地、屋部、市内(東区、中区)のメンバーが多いですが、その他の地域にもメンバーはいます。30名近くのメンバーです。隣の本部町から通って来るメンバーも。バスにゆられて通ってきていますよ。

メンバーとはサークル外での交流もありますか?

<メンバーの新しい一面を発見できる交流会>
忘年会やイベントのあとにおしゃべり会を開くこともあります。日を改めてすることが多いです。サークルの練習日を振り替えています。
民踊サークルでは、普段は見せない顔を見ることができます。カラオケなどで、歌が上手い方などそれぞれの個性がでて楽しいです。

今後の活動について

<若い人を増やす努力が必要>
これまでの活動の継続はもちろんのこと。地域や社会へ自分たちが関わり、還元していくことをしたいです。更正や、慰問等、そういうメンバーを増やして、活動の中にいれていきたいです。月曜に開催しているので、小学校の振替休日になると、子どもと一緒に来て、踊っている
かたもいらっしゃいます。大会にもでていますよ。今後は若い人を増やす努力が必要ではないかと思います。

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取材者名 諸見和代(代表)
活動歴  10年目

サークルに参加したきっかけをお教えください

<生涯学習のスタートに、胸躍らせて>
小学校の先生をしていた諸見さんは、定年退職後はサークル活動をしようと決めていました。同僚の友人とふたり、公民館のフォークダンスなどサークルをいろいろと見学をしました。この活動をしようかとワクワクしていたといいます。当時、比嘉敬子先生のサークルは立ち上げたばかりだけど、楽しいと評判でした。先輩からの誘いもあり、民踊サークルに入りました。
サークル参加のきっかけは、楽しそうに踊っていること。一番無難だというアドバイスもありました。活動は今年で10年目です。諸見さんは今年70歳です。

サークルを続けている理由/たのしいところをお教えください

<飾らずに自分の言葉で話すこと>
会長として特別にやっていることはとくにありません。私は自分のことを「丸出し」、さらけ出して対話をしています。家族のことも語りますし、日々の思っていることを飾らずに話ますこと。そうすれば、みんなも親しみが湧いてくるかなと思ってやっています。

「踊りをもっとたくさん覚えたい」というのが個人的な第一目標です。
民踊サークルは健康づくりのために始めるかたがおもで、高齢者が多いサークル。
みんなが楽しい時間を過ごせる、できたら、踊りをもっと覚えて上達することが個人的な目標です。

<存続の秘訣>
これまで危機はないですよ。でも最近はもっと若い人に入ってもらわないと、高齢化していくなあと。平日のお昼という時間はシニアにとってはいい時間ですが、お仕事している若い世代には参加できる時間ではありませんからね。

サークルでの目標やモットーにしていること

<モットーはひとりひとりを認めあうこと>
民踊を通して、自分たちは認められているという、自負(自尊心)が湧いてきます。そして、仲間としての思いが芽生え、和に繋がっていると思います。

公民館を利用して便利な所

公民館はやはり立地の良さが一番です。中央公民館は名護市の中心にあります。会場の広さも利用の理由です。大和室は80畳もあり、自分たちのような大所帯のサークルはこの広さも大変な魅力です。そして市が管理もしてくれていますから、安心です。

公民館を利用して改善してほしいところ。ここを良くしたらいいのにと思うところ。

要望はとくにないです。
維持費が経済的には負担があります。前は無償でしたが、今は負担しています。それでも50%オフなので。維持費が大変だとおもうので。
3月にはサークルの収支決算があるのです。毎年出すのですが、それがなんだろう?と思いますね。自主運営団体ですからサークル運営はこちらに任されているもののはずなのに、収支報告を公民館にだす必要がなんなのかしらとおもいます。
一度質問したんですよ。そしたら公民館を自分の利益のために使用しないようにということらしいです。利益をだしてもうける人がいないようとにという説明を受けていますが、なんだろうかと思っています。

取材日:2015年1月4日担当:鳥越一枝