8月30日本部町で行われた『ゆんたくサロン 中央公民館のあゆみと地域の文化について考える』で、公民館の役割と機能、そしてパーラー公民館の活動紹介をする機会をいただきました。
今回のトークイベントは、本部町立中央公民館大ホールが8月31日をもって閉館するということで、『ありがとうコンサート』が開催されることになり、その関連企画として実施されました。
コンサートは今日19時から、本部町立中央公民館大ホールで開催されますよ!!
本部町立中央公民館大ホール ありがとうコンサート
〜未来へつなごう〜 チャリティーコンサート
日時:8月31日(金) 19時開演(18:30開場)
会場:本部町立中央公民館大ホール
料金:一般 1,000円 大学生以下 300円
実行委員でフルート奏者の渡久地圭さん。
岐阜県 可児市文化創造センターアーラ(ala)の衛紀生(えいきせい)さん。
アーラでは、生きづらさや生きにくさを感じている人々に、つながりを生み出す活動を意識的に行っています。
地元企業・団体・個人の寄付金で、市内在住・在学の中高生に公演チケットをプレゼントするという「私のあしながおじさんプロジェクト」や、育児に負われるママさん向けの「親子de仲間づくりワークショップ」、高齢者向けのプロジェクトなど、文化芸術を通して生活課題・社会課題を解決していく取り組みを行っています。
また、生活・社会課題を解決していくことが、経済損出を防ぐことにもつながるというお話もされていました。
劇場をひらかれた場として、社会教育的な視点でしかもかなり戦略的な取り組みをされているなと感じました。
おなじみ、宮城潤(那覇市若狭公民館館長)です。
若狭公民館では、公民館の本質的な役割と機能「つどう・まなぶ・むすぶ」をおさえた上で、
現在の社会状況や地域特性に応じた取り組みを行っています。
また、昨年度からの活動を通して、施設を持たない『パーラー公民館』ですが、公民館の機能を重視することでさまざまな活動が展開でき、地域づくりへと繋がっていくことを実感しています。
本部の新しい施設が機能や人材を活かした、地域に愛される施設になるといいなと思います。
後半は、司会の平良斗星さん(公益財団法人みらいファンド沖縄)も交え、クロストークが行われました。
本部に新設される施設は、公民館だけではなく、隣接する博物館、図書館の代替施設ともなるそうです。
それが観光施設ということなので、それぞれの施設の役割・機能がきちんとインストールされるのか、さまざまな意見があるからこそ、今回このようなイベントが企画されたのだと思います。
社会教育施設と観光施設、これは異なる目的の施設ではありますが、戦略的に経済損出を防ぎ、社会課題解決につながり、さらに観光客と地元の方々が交流できる場になり、
本部の魅力を発信するような場になるのかもしれません。
それは、ポジティブに考えれば、新しい公民館・博物館・図書館・観光施設のカタチなのかなとも考えます。
これは、本部に限らず他の地域でも直面している課題でもあると思います。
トークイベントを通して、いろいろ考える時間でした。
実行委員のみなさん、ありがとうございます。
今日のコンサート、温かいステキなイベントになるでしょうね、たくさんの方に参加いただけると嬉しいです!!
「パーラー公民館」
企画・主催:NPO法人地域サポートわかさ
設計・監修:小山田徹/制作:High Times うえのいだ
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「平成29年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」