佐喜真美術館の作品を見る@アート同好会

2021年9月8日(水)

今回のアート同好会事務局の背景は、前回よりもアップグレードしたこちら。

いかがでしょうか。いかにも美術部っぽい雰囲気が感じられるかと思います。
ちなみにビーナスの石膏像は、中央公民館からお借りしました。快く貸していただき、ありがとうございます!

さて、今回のアート同好会ですが、8月は、6日の広島平原爆の日、9日の長崎原爆の日、15日終戦記念日など、戦争にまつわる日が多いので、戦争と平和についての美術作品について学びました。

 

戦争と平和を美術で表現している作品のなかで、とくに有名なのがピカソのゲルニカなどがありますが、今回は沖縄の宜野湾市にる佐喜真美術館の作品を取り上げてお話を聞きました。

佐喜真美術館は、丸木位里・丸木俊の2人が手がけた14部の連作「沖縄戦の図」のすべてを常設展示しています。この絵は、地上戦を体験した人たちの証言に基づき制作されたそうです。

絵の中には、集団自決(強制集団死)、海に沈んでいる人、地で染 まった海、風車(かじまやー)、戦場を逃げ回る女性やこどもたち、ガマなどの絵が描かれています。

この作品は、遠近法が重視されていなく、一つの作品に大きく見えるように描いているところもあれば、小さく細かく描いている部分もあり、拡大と縮小を平面でうまく繰り広げて描かれているとのこと。戦争は薄っぺらいものではなく、悲しみや憎しみなど様々な感情が渦巻いていて一言では表現できないので、立体的に厚みを持たせて表現されているそうです。

さらに、戦争はおろかなことだけど、それを上から目線で客観的に書くのではなく、自分たちの自画像も描いて、自分たちも当事者として愚かな人間の一部でおろかな存在ということを訴えかける作品になっていると紹介してくださいました。

そのことを踏まえながらこの作品を見ることで、他人事ではなく自分ごととして捉えることができ、さらに引いた場所で絵の全体を見たり、近くで見たりしながら、ゆくり時間をかけていろんな角度から見て考えることができます。見る側が能動的に作品に働きかけないと何も語ってくれないタイプの作品で漫画のページをめくらないと次の話を進めないと次が見れないのと同じことと説明してくれました。

 

参加した部員もうんうんと頷きながら、真剣にお話を聞いている様子でした。

戦争について本を読んだり体験談を聞いたりするだけでなく、絵画作品を見ることで、自分ごととして色んな視点でじっくりと考えながら鑑賞することもできるということを改めて感じました。特に絵画など視覚的に捉えるものは、リアルに描かれていればいるほど、目をそらしがちですが、じっくりと鑑賞することが戦争は一体なんなのか、平和とは?など自分の頭で考える学びにつながるなぁと思いました。

機会があれば、アート同好会で佐喜真美術館に訪れてみたいです。はやく対面で開催したいなぁ・・・。

 

次回のアート同好会は、9月22日(水)オンラインでの開催です!
興味のある方は、若狭公民館までお問い合わせください。詳細はこちらから→『 アート同好会仲間募集中!

主催:NPO法人地域サポートわかさ
「アーティストと開発する社会教育プログラム」
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」