鳥獣人物戯画から学ぶ「ものの見方」

9月22日(水)

今回は、鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぶつぎが)を見ながら、モノの見方について学びました。

鳥獣人物戯画は、京都市右京区の高山寺に伝わる紙本墨画の絵巻物のことで、内容は内容は当時の世相を反映して動物や人物を戯画的に描いたものです。簡単にいうと、さるとうさぎがあたかも人のように擬人化されている絵画のことです。
絵巻物は、アニメや漫画の源流画とされており、巻物の中で物語が展開されていています。巻物を全部を広げて見るわけではなく、右から左へ物語の時間的な流れを絵を連続的に追いながらスクロールしながら見ていきます。また、漫画は巻物のように同じ紙に書かれていませんが、ページをめくるごとにコマ展開されているので順番に物語を見ていくことができます。
絵画になると一瞬を描いているので1枚のキャンパスに同じ人物が描かれているとすごく違和感を感じますが、絵巻物や漫画は、同じページに同じ人物が描かれる「異時同図法」という表現を用いているので違和感なく見ることができるのが特徴です。
このような話から、巻物もそうですが、本や漫画を見る時には、意識せずルールに従って読んでいることが分かります。
私たちは美術作品を自由にみてほしいけど、“完全に自由な状態”で見ることができるか?という話になり、本や漫画を見る時には意識せずルールに従って読んでこそ成り立つので、絵を見る時もルールに従って見るほうがたのしいよね。美術作品は、見る手がかりやヒントがあったほうが楽しい!と教えてくださいました。
参加した部員の感想を紹介します♪
今回は1人の参加でしたが、すごく真剣に話を聞いていました。

《感想》
今回一人だけ参加というアート同好会でしたが、鳥獣戯画という普通に好きな絵だったので一人 でちょっと盛り上がってました。まったく関係ないことかもしれないのですが、現代も基本的に本は右か ら左に読むのと巻子も一緒だなぁ、と思っています(昭和は左から右へ読むんでしたっけ、、、やっぱり おもしろいですね)

《気になったこと》
僕は寺の坊主が鳥獣戯画を描いていた。という説が特に気に入っているのですが先 生はどうなんでしょうか、、、。

《印象に残っていること》
鳥獣戯画は今までなんとな〜くで見ていましたが、よくよく考えると鳥獣戯画は 巻子なので右から左へ見るとどんな状況かわかってくるのか、、、という当たり前だけど新しい発見 (笑)ですね。

次回は、対面で開催できる予感・・・!
はやく会って活動したいなぁと思う今日この頃です。
主催:NPO法人地域サポートわかさ
「アーティストと開発する社会教育プログラム」
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」