1月26日、土屋誠一先生の『観る部』は今年一年のまとめのお話。
芸術って何のためにある?自由になるため?自由ってなんだ?
本日は2名の部員に対面で画集や映像を観ながらレクチャーしていただきました。
まずは現代のアーティスト、岡﨑 乾二郎 氏「コックリさん」のパフォーマンス動画。
自分は筆を持ったまま動かず、紙を置いた机が動きプログラミングされた絵が完成するロボットアート。
次に、O JUN 氏「不動の児」展覧会の画集から。単純化された人物像を描いている。
これらは、自由に制作されている?それとも不自由?
そして、19世紀〜マティス「赤い部屋」これは自由?
モネ「睡蓮と柳の木」これも自由?
モネの画像を上下ひっくり返して見ても不自然ではない。
あまり具体的なものを描いてなかったりするから。これは自由?
そして、17世紀のフェルメール「真珠の耳飾りの少女」これは?
この頃の絵画は遠近法や陰影法など、写実的なルールに基づいた描き方が良しとされていた。
今は逆にルールがなく正解がない。自由を求めて表現しているはずが常に模索している。
時代が近づくにつれ形が曖昧になる。では、自由なのはどっち??
自由に描くって難しい。。
作品を創る上で『自由』になった今。『自由』を得ることは難しい今。どうすればいい?
いろいろな表現に触れてみる。そこからいろいろ考えてみる。自由を探してみよう。
たくさんの作品を『観る』ことで、自分の自由な表現が見つかるはず。。
土屋先生、ありがとうございました♪
文化庁 令和4年度 地域文化倶楽部(仮称)創設支援事業