アーティストトークゲスト紹介

部活動成果発表展「つながるを、つくる。かかわると、かわる。」アーティストトークイベント

◇概要
部活動成果発表展に関連して、部活動顧問アーティストによるトークイベントを行います。
美術批評家の土屋誠一さんを進行役に迎え、「ダンボール部」顧問・儀間朝龍、「ポストポスト部」顧問・平良亜弥、「ユーチュー部」顧問・藤井光の3人のアーティストによる部活動の紹介と、展覧会展示作品についてお話ししていただきます。

◇日 時
2021年2月13日(土)19:00〜21:00
◇場 所
オンライン会議アプリZOOM
◇参加費
無料、要予約。
◇申込み
ミーティングは、ZOOMで開催するため、PCや携帯、タブレット があれば参加できます。
参加者には、ミ―ティングID等をメールで送りするため、事前のご予約が必要です。
お名前/所属/お住まい/ご年代をご記入の上、お申込み下さい。
◇問合せ
若狭公民館(担当:新垣)
電 話:098-917-3446
メール:info@cs-wakasa.com

◇ゲスト

土屋誠一(つちや・せいいち)氏
1975年神奈川県生まれ。
美術批評家。多摩美術大学美術研究科修了。沖縄県立芸術大学美術工芸学部准教授。
著書(共著)=『Critical Archive vol.3 批評 前/後 継承と切断』(ユミコチバアソシエイツ、2017)、『現代アート10講』(武蔵野美術大学出版局、2017)、『絵画検討会2016』(アートダイバー、2017)。
土屋さんは、8月に開催した「アート×社会教育」キックオフミーティングから、毎回トークイベントの登壇者として参加していただいています。
大学で専門的に教えているだけでは間に合わないので、早い段階で地域に出てアートに触れる機会や社会教育、なかでも鑑賞教育を取り込んでいく必要性を感じ、今後地域に出て活動をしたい!という想いがあり、公民館に相談にきてくださったことがきっかけとなり、毎回トークイベントに参加していただいています。
今回は、部活動成果発表展「つながるを、つくる。かかわると、かわる。」に足を運んでいただき、それを踏まえて3人のアーティスト顧問からトークを引き出していただく進行役として参加していただきました。
📹 ユーチュー部顧問
藤井光(ふじい・ひかる)氏
1976年生まれ。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA修了。
アーティスト。過去と現代を創造的につなぎ,歴史や社会の不可視な領域を批評するインスタレーション作品を制作している。
主な展覧会に「もつれるものたち」(東京都現代美術館,2020年),「核と物」(KADIST,パリ,2019年),「あいちトリエンナーレ2019:情の時代」(2019年),「Zero Gravity World」(ソウル市立美術館,2019年),「第一の事実」(ISCP,ニューヨーク,2018年),「How little you know about me」(国立現代美術館,ソウル,2018年),「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」(国立国際美術館,2018年)。「日産アートアワード2017」グランプリ(2017年),「Tokyo Contemporary Art Award」を受賞(2020年)。
■ユーチュー部
ユーチュー部は、在留外国人をはじめとする地域住民の生活目線で撮影したまちを映像で紹介し、地域の魅力を発信するとともに多様な背景を持った隣人の存在を伝える映像プロジェクトです。
アーティストで映像ディレクターでもある藤井光顧問から、動画撮影及び編集の技術を学んだのち、部員がそれぞれの視点で那覇の街を撮影します。
今回の展覧会では、部活の中で部員が制作した映像と藤井さんの作品を上映しました!
■本展覧会 展示作品
『COVID-19 May 2020/ 2020 / 映像 / 5min 49sec』
新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館中の東京都現代美術館展示室をカディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」展の参加作家・藤井光さんが撮影しました。
暗がりの中で鑑賞者を待つ作品たちを捉えた映像です。(撮影日:5/5-6)
📦ダンボール部顧問
儀間朝龍(ぎま・ともたつ)氏
1976年沖縄県生まれ。アーティスト。
「流通」と「消費」をコンセプトに、ダンボールを素材に身の回りのモノを制作。最近は香港の雑誌社とのコラボレーションを行うなど活動の幅を広げています。
また、「ダンボールを分解して新しいものを作る」をコンセプトとしたダンボールを使ったステーショナリーブランド「rubodan」の代表。
■ダンボール部
地域の商店や酒屋から集めた廃ダンボールを使って紙をつくり、ノートやレターセット、ステッカーなど新しいモノを生み出します。
地域で海岸清掃活動をしている地球ハートクラブの子どもたちを中心に子どもから大人まで幅広い層の部員が所属してます。
今回は、ホテルで捨てられるダンボールを再利用して、部員たちの考える「未来の○○○」というコンセプトでオリジナルの本を作りました。
■本展覧会展 示作品
『スニーカー / 2019-2020 / ダンボール』
📮ポストポスト部顧問
平良 亜弥(たいら・あや)
1981年沖縄県生まれ。
光や影など日常の何気ない風景に小さな変化を生み出すインスタレーション作品やパフォーマンスなど沖縄を拠点に精力的に活動している。
目の前の風景が変わっ てしまう現実の中で、今をかたちづくっているものが何なのか、ここに存在していることについて、問いかける作品を制作。うちなーぐち演劇集団「比嘉座」のメンバーとしても活動中。
■ポストポスト部
地域に設置したポストに投函される様々なモノ(手紙、絵、詩、作品など)に対して、どんな変化が生み出せるかを考え、部員で話し合いながらお返事します。
今回は、ポストに投函されたものとそれに対するお返事、制作したポストや掲示板などを展示します。また、展示ブースで手紙やイラストなどを書いて、直接ポストに投函できるような場を作ります。
■展覧会展示作品
① あしもとにほし / 2019-2021 / 布に刺繍、写真、テキスト
② うごめくもの / 2015-2016 / 鏡、木材、アクリル絵の具