2018年1月1日、お正月の号外に掲載されました。
なんと、1面です!
パラソルの下、世代超え集う
夕暮れ迫る那覇市曙のあけぼの公園。移動式屋台パーラーのような白いパラソルを据えたテーブルを囲み、地域の大人たちが談笑する。学校帰りの子どもたちもやってきた。「おかえりなさい」「お菓子食べる?」顔なじみのおばあたちが声を掛ける。
県と県文化振興会の事業の一環で若狭公民館は昨年1年間、毎週月曜と金曜の2回、「パーラー公民館」を曙地区で運営した。金曜は若狭図書館が移動図書館として本を持参し、読み聞かせもする。パラソルが目印の〝公民館″は幅広い世代の交流拠点となってきた。
事業としては12月末で終了したが、地域では継続を模索する。パーラー公民館の館長を務め、曙で地域活動に力を入れる高齢者団体「曙願寿会」会長でもある上原美智子さん(82)は「街が活性化し、地域のコミュニケーション、絆につながっている。成果は大きい」と手ごたえを語った。
「パーラー公民館」
企画:NPO法人地域サポートわかさ
設計・監修:小山田徹
制作:High Times うえのいだ
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「平成29年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」