第0回ダンボール部 始動!

若狭公民館が再開し、「クリエイティブな部活動」が本格的に始動します!
さっそく、先週末に第ゼロ回のダンボール部ワークショップを開催しました。

顧問は、沖縄出身のアーティスト儀間朝龍さん。 「ダンボールを分解して新しいものを作る」をコンセプトにダンボールを使ったステーショナリーブランド「rubodan」代表を務めています。
rubodanは、ダンボールから簡単に紙を作り出す製法を考案し、そのできた紙を使って様々な文房具を作って、新しい仕事につながるような活動をしています。
(詳細を知りたい方は、下の写真をクリック👉)


今回は、第0回ダンボール部ということで、若狭地域で海の生き物を守るために活動している「地球ハートクラブ」の皆さんに参加して頂きました。
地球ハートクラブは、「海の生き物達が間違ってゴミを食べないように!」 と考えた女の子の温かい愛からはじまりました。
それから5年、毎月第四土曜日に若狭のビーチを掃除をしています。
(Facebookページもあるので要チェック ⇒ 地球ハートクラブ

ということで!今回は、ダンボールワークショップの前に 顧問のギマさんと事務局のメンバーも一緒にビーチクリーン活動に参加しました。

沖縄県独自の緊急事態宣言が解除されて、2か月ぶりの活動だったので、 空き缶やペットボトル、危険ゴミなど色んな種類のゴミがたくさん捨てられていました。

その中でも特に、衣類が多かったような印象を受けました。水と砂を含んでいるデニムやニットはかなり重くて袋もやぶけちゃうほど。
なんでここに服が沢山あるんだろう?何があったのかな?などと色んな考えを巡らせながらゴミを拾うとなんだか楽しくなります。

きれいな海になれ~!

地球ハートクラブは、 海に触れこども達の中から出てくるものを大切に。 遊びたくなったら遊んじゃお。拾いたくなったら拾ってあそぼ。
をモットーに活動しているので、ゴミ拾いをしている最中にも、イカの大群を見つけて夢中になったり、 宿のないやどかりを保護したり、楽しみながらゴミを拾っています。

私もワークショップで何か使えるものないかな~♪と宝さがしをしている気分になりました。
最後に”ばらまくちゃ~”という海の水がキレイになるという魔法の粉をかけて終了。

地球ハートクラブ♡

私達の後ろにあるのは、今日拾ったゴミたち。
捨てる人いれば、拾う人もいるという事を忘れないで欲しいですね。

「おじちゃん、ダンボールちょ~だ~い!」

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよワークショップ会場の若狭公民館へ!

公民館に移動しながら、廃ダンボールを貰うために近所の商店に行きました。
普段よく利用する商店のおじちゃんにお願いしてダンボールをたくさん分けてもらいました。

ダンボールたくさんゲット~♪

さぁ、準備も整ったところで、いよいよワークショップが始まります!

顧問のギマさんの挨拶に耳を傾けながらも、すでにダンボールに興味津々です。
海岸掃除の疲れも感じさせないほど元気な子どもたちなので、大人の私達がついていくのに必死です。

はじめに儀間さんが見せてくれたのは、1つのダンボールから出来た紙。
どうやってダンボールを紙にするんだろう??ということで、まずは自分の考えた方法で自由に作業に取りかかってもらいます。

ゆっくりゆっくり破れないように…

ダンボールの隙間にカッターを差し込んで少しづつカットしたり、道具を使わず手で剥がしてみたり、それぞれがいろんな方法挑戦します。
でも、なかなかうまくいきません。

「では、どうしよう?」と話し合った結果、水を使ってみることになりました。
水の入った桶にダンボールを入れてしばらく浸します。

おおぉぉぉぉお!!!

なんと!
みるみるうちにダンボールが剥がれていくではありませんか!

できた~!

あっというまに全部剥がし終えて、たくさんの紙ができました。
これを洗濯ひもに干したり、窓にくっつけたり、床に広げたりして乾かします。

しっかり乾燥したらできあがり♪
(ちなみに、作り方はrubodanのHPで動画で紹介されています ⇒ rubodan「ダンボールを簡単に作る製法」)

丁寧に丁寧に

乾かしている間に、ダンボールのルーツをたどりながらエコについて考えました。

「ダンボールって何で出来ているの?」
「どこで作られているの?」
「捨てられたらどうなるの?」
「3Rって何のこと?」

再生紙を作ることで、地球環境にどのように影響するのかを考えました。
環境問題に興味津々なので、大人顔負けの知識で積極的に質問に答えます。

そして最後は、ダンボールでできた紙やダンボールを使って製作に取り掛かります。
作るモノは、何でもOK!自分でイメージをふくらましながら、自由に製作しました。

何つくろ~?!

見てみて~!できた~

短い時間でしたが、皆さん自由な発想で様々な作品を作り上げました!
作り方も習っていないのにすごいクォリティーです。

できた作品

作り手によって、個性が出てて見ているだけでたのしくなります。
今後の成長が楽しみです!

今回のワークショップの様子は、Youtubeページ『アートと社会教育』にてご覧いただけます。
1分に内容をぎゅぎゅっ!とまとめていますので、ぜひご覧ください♪

また、ダンボール部は、毎週月曜日の16:30~18:00に公民館で活動することになりました。(休館日はお休み)
2週に1回、顧問のギマさんが来てダンボール再生紙を使って様々な技法を教わり、顧問のいない日は、部員で自主練をしています。

習った技法で自由に再生紙を作ったり、作品を作ったり。部員同士でアイディアを出しながら楽しんでいます♪

ダンボール部

ダンボール部に興味を持った方は、お気軽にお問い合わせください(^^♪

 

お申し込み・お問い合わせ
電話:098-917-3446
メール:info@cs-wakasa.com
NPO法人地域サポートわかさ(担当:新垣)

 

 

NPO法人地域サポートわかさ
「アーティストと開発する社会教育プログラム」
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「令和2年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」