ピカソとももクロは似ている?!

8月11日(水)

 

今日からアート同好会は、オンラインで開催です。
参加した部員は中学生ですが、ZOOMの使い方も慣れていてメッセージ機能などもさらりと使いこなしていて関心します。

さて、オンラインミーティングといえば、誰もがこだわるであろう自分の“背景”。
アート同好会も部室をイメージした演出にこだわってみました。

絵画の雑誌や若狭公民館に飾られていた絵、ギターやら古いアイロンやらをそれっぽく並べるといかにも美術部の部室っぽく(多分)なりました。

ですが、少しごちゃごちゃっとしてしまったので、次回はもっとパワーアップした部室になるように作戦を練っているところです。乞うご期待です!

さて、そんなことはさておき、今回のテーマは『ピカソとももクロ』です。

はいはい、ピカソとももクロね〜。ん?!ももクロってあのももクロ?!
まったく異なるジャンルの2つのパワーワードが並んでいて、どんな話になるのか想像もつきません。

はじめにピカソが描いた作品を見ながら、キュビズムについて学びました。
キュビズムとは、そのなの通り小さなキューブ(立方体)が重なりあってできた美術様式のことです。1点の視点から作品を描いていたのに対して、キュビズムでは様々な視点から見た面を1つのキャンバスに収めて描かれています。
次に、ももクロの『ミライボウル』を拝見しました。
このピカソの絵に使われている複雑な技法は、ももクロの『ミライボウル』のプロモーションビデオにも隠れているとのこと。曲の中で、“異なったものが2つ合わさってできているところ”を考えながら見てみます。
この曲を意識しながら聞いてみると、ももクロの音楽もいろんなビートがあって、複雑に構成されていることがわかりました。異なるものを組み合わせて表現する点でピカソは、ももくろの“ちょーーー古い先祖”と表現していました。
顧問の土屋さん曰く、「実は我々は、日常的に複雑なものを違和感なく楽しんでいる。美術は難しいものと思い込んでしまっているから複雑に感じるが、普段親しんでいるようなポップ・ミュージックのなかにも複雑なものがある。シンプルな世の中に生きているようで、難しい世の中にいて難しいものをむずかしいながらに楽しんでいる。」とのこと。
アートに詳しくない私からすると、目から鱗でした。
たしかに普段は、複雑にできている曲もその複雑さを楽しみながら聞いているように思います。
ももクロの後は、ピカソとも深い親交のあったストラビーンスキーのバレークラシックを見てみました。
ここでもバラバラなパートがずれたり、急にぴたっ!と合わせたりしながら複雑な音楽を演奏しています。
つまり、ピカソとももクロだけでなく、立派な音楽ホールで豪華に演奏しているストラビーンスキーの音楽とももクロの複雑さも同じということになります。
ということは、美術館で立派な絵が飾られているのと、スマホでおもしろいイラストを見ているのと“絵を見ている”という点においては同じことをしていて、どちらの絵にも価値がある。「高級で難しい芸術」と「一般的に親しみのある芸術」に対する思い込みをなくそう!ということです。
つまるところ、複雑なももクロの曲も違和感なく楽しめているのだから、複雑なピカソの絵も楽しめるではないか!ということではなく、簡単だと思わされているのをよく分析しながら聞いたり見てみたりすると、結構複雑につくられていたりするということに気づくことができると、「あ、そっか、複雑なことをやるご先祖様もいるんじゃん!じゃあ、ピカソの絵も複雑だったら複雑なりに楽しんでいればいいじゃん!」とこれまでと発想を変えてみて、これまでの思い込みをなくして、今まで避けてたけど芸術を楽しんでみることができるのではないか?!
ということで、”結局、ももクロとピカソは似ている”ということが分かりましたよね?!
と多少強引ですが、参加した中学生からは、「案外、探してみたら身近なものと有名なものって親近感あるんだな〜」という感想をいただきました。
次回のアート同好会は、8月25日(水)17:30〜です。
テーマは、「絵画作品の色と形」。
色と形に着目して、そもそもどういう風に見るの?!というお話しをします。

また、アート同好会では、一緒にアートを楽しむ仲間を募集しています!
美術や図工は苦手だけど…っていう方でもアートに興味があれば大丈夫です♪

アニメやマンガ、身近なポップカルチャーから、現代アートの世界的な動向までアート同好会ならではの幅広い視点でアートを一緒に読み解いてみませんか?

詳細はこちらから→『 アート同好会仲間募集中!

主催:NPO法人地域サポートわかさ
「アーティストと開発する社会教育プログラム」
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」