第8回 能勢孝二郎をみる

11月10日、第8回目のアート同好会は、沖縄県内で個展を開催している能勢孝二郎(のせ・こうじろう)氏の作品を見ました。

能勢氏は、県内で彫刻家として活躍しています。沖縄南城市佐敷にあるシュガーホールや県立博物館美術館の野外彫刻、松山公園の公衆トイレ など、県内の公共施設のパブリックアートを多く手がけているので、街中で見たことがあるという方もい多いのではないでしょうか。

能勢氏はコンクリートブロックを積み重ねて削ったものが多く制作されています。
戦前の沖縄の建物は木造で、戦後から台風にも耐久性のあるコンクリートがよ く使われるようになったそうです。
顧問の土屋さんが県外からはじめて沖縄に来た時の印象は“灰色”。
コンクリートで出来た 建物の印象が強かったとおっしゃっていました。
コンクリートの家は、うちなーぐちで“スラブヤー”と言い、石やコンクリート の床板という意味です。
日本語でいうと鉄筋コンクリートの家のことを差しま す。なによりも丈夫で、素材として使い勝手がいいそうです。
部員は何を感じたのでしょうか。
今回のアート同好会はここまでです。
主催:NPO法人地域サポートわかさ
「アーティストと開発する社会教育プログラム」
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」