『照屋勇賢 展』♪

・・・・・照屋勇賢 展 CHORUS / コーラス 歴史と自然と私達・・・・・

照屋さんはニューヨークやベルリンを拠点に活躍している現代アーティストです。これまで、沖縄戦に派生する戦後の米軍基地問題や、沖縄の自然環境などをテーマに作品を創作しています。今回なんと!!ご本人から作品のお話を聞くことが出来ました!!
一番大きな作品「自然/コーラス」は、やんばるの森をイメージして山を作りたいと思ったそう。運送で使用する板木(パレット)を300枚も集めて厳選して積み上げ、ステンシルの技法を使い木炭で木を描いたとのこと。大きなプロジェクトや作品というのは、いろいろな人の協力のもと出来ている。一人では無理なこともみんなで協力したら可能になるという大事なお言葉。後ろにまわると、板木の空間に本・やちむん・足袋・新聞などが隠れている。そこから、歴史や世界のことなど想像が膨らみ、大きな山と対話が生まれてくる。このやんばるの山からの声を聞き言葉を感じよう。
ティファニーの紙袋から木を創りだす繊細で美しい作品です。イギリスに実際に存在している木を再現しているそう。木にこだわっており、みんなが知っている素材を使用することにより色々な対話が生まれるとのこと。
そして、赤い風船の作品「歴史/鉄の暴風」は、日米の基地だったり沖縄戦の痕跡がポップな風船により持ち上がり自由で美しく広々とした空間が現れてくる。また、砲弾の破片も風船によって浮き上がる作品もあり、ぜひ手に取って感じて欲しい。
「私達/紅型」は、とても美しく綺麗な演出の作品である。その美しい紅型の模様をよく見ると…軍用ヘリや平和祈願者など沖縄の歴史や世相が美しい色彩と型のバランスに取り込まれている。
中学生部員の素朴な疑問・突っ込んだ質問・際どい話まで、勇賢さんは真摯にひとつひとつ丁寧に答えて下さいました。
「アートはマジック!絵を描いたりしているみんなも魔法を使っている!」
「表現にはルールがない。いろんなやりたいこと事をやろう!」
「自分しか思いつかない事がある!ひとりひとりの発想やアイデアを大切にしよう!」
アーティストからの視点と優しいお人柄からのお言葉に感謝でいっぱいです。
勇賢さんの作品の数々が、部員たちみんなの心に響いた貴重な鑑賞会となりました。
那覇文化芸術劇場なはーと 2022年6月26日(日)まで
11:00〜19:00(第1・3月曜休館)無料
文化庁 令和4年度 地域文化倶楽部(仮称)創設支援事業