なぜパラソルと黒板なの?

パーラー公民館といえば、パラソルと黒板テーブルが目印ですね!

特別に見えるかもしれないけど、よく見ると「ホームセンターに売ってる脚立の足に→黒板をおいて→パラソルをたてた」だけですよ!
その辺にあるもので必要なものをつくる能力を「ブリコラージュ能力」っていうんですって。パーラー公民館のアイデアをくれた小山田徹さんが教えてくれました。


「小山田徹≪飛ぶ教室2010≫より」
パーラ―公民館はアーティストの小山田徹氏よりアイデアをいただいて今の形になりました。
小山田氏は共有空間の開発をされている人が集まりやすい場所を作るプロです。
アーティストがかかわるとローカルな活動がグローバル(世界的な規模)になってしまうんですって!

超ローカルなパーラー公民館の活動をグローバル化してしてしまう小山田氏の展覧会が那覇市で開催(7月28日で終了してしまいました)されていて、トークイベントがあるというので行ってきました!

1部では小山田さんが今までかかわってこられたいろんな共有空間の紹介、2部ではオフィスへなちょこさんとの対談形式で、パーラー公民館について語り合ってくれました。

語られていたのは、アートという観点から見たパーラー公民館の活動やら、地域へのアプローチの仕方でしょうか・・・
小山田氏は『アートというものは、いろんなものにくっつく触媒とか酵母菌みたいなもの』だとおっしゃってました。いろんなものにくっついて血行をうながすのだそうです。
パーラー公民館もまさにそんな感じだなーと思いました。公園にポンとあるだけで、なんとなく場が活性化してしまう!
そして、あえて「何もしない」ことでいろんなことが勝手に起こってしまう!
これらのことは、2年ちょっとあけぼの公園でパーラー公民館をやっていて深く感じていることです。
どんどんいろんなことが起こるのが面白くて仕方ないです。

パーラー公民館では今年度、小山田氏を絡めて長期的なワークショップを行っていきたいと思ってます!
8月と12月にあけぼの公園と緑ヶ丘公園にて開催予定。公園で見つけたものから公園を読み解いていく、公園の図鑑をつくるワークショップです。
緑ヶ丘は8月24日(土)10時から、あけぼのでは25日(日)の10時からの開催です。詳しくは近日公開しますので楽しみにしていてくださいね。

パーラー公民館
企画・主催:NPO法人地域サポートわかさ
設計・監修:小山田徹/制作:High Times うえのいだ
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「平成31年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」