Vol.5 野外試写会

11.24(水)

 

ユーチュー部最終回は、野外の試写会を開催しました。
那覇市魅力発信動画コンテストの応募を目標にそれぞれの部員が「100年先もこどもたちに残したい那覇の魅力」をテーマに撮影・編集した映像を鑑賞しました。顧問の藤井さんは、ZOOMでつないでオンライン参加です。

藤井さんいわく、試写会でみんなの作品を仲間で見て、あーだこーだ言うことで作品のブラッシュアップの機会になるそうです。

コンテストの規定として、1分間という短すぎず長すぎない微妙な時間が定められています。その中で、自分の想いを表現するのはなかなか難しい。。。ということで、今回は試写会なのでまずは1〜3分くらいの映像を作成して上映しました。

ユーチュー部だけの上映会なので、設置・片付けまで全て部員だけで行います。
うみそら上映会同様、手作りスクリーンを設置して投影しました。

やはり、野外の上映会は室内よりテンションが上がります。
この日は11月の沖縄といってもなかなかの寒さで、みなさん体を丸くして鑑賞していて可愛く見えました。

試写会で上映したのは、9作品。
それぞれの部員が自己紹介と作品紹介を発表してから上映しました。

映像をみて、部員同士で感想やアドバイスをもらったり、顧問から技術や演出面の助言をもらって映像をブラッシュアップしていきます。

部員の作品がこちら↓

『残したい景色があります。栄町市場』
住んでいる家の近くに栄町市場があって、独特な雰囲気と日常を表現したいと思って撮影した。BGMは自分で三線を演奏して、映像と曲の転調を合わせて制作した。

『su-ji-guaすーじーぐぁ』
那覇のいろいろな小道を集めました。もっと小道を進んでいると何かあるのかな〜?というものを表現したい。音源は、息子のゲームを使って作ったものを使用した。

『THE ATTRACTION OF NAHA CITY』
那覇の場所や文化などの映像を集めました。那覇のクルーズターミナルから沖縄に到着して、国際通り、首里城、泊いゆまちなどを見ながら観光しているイメージで撮影した。沖縄の地元の方だけではなくて、外国から来た人も空手や綱引き、琉球舞踊などをやっているというメッセージも込めた。

『次世代へバトンタッチ』
早い時代の変化に対して、何を残したいのか考えた時になにもかもなくなっているんじゃないかな?と思った。世の中が全部変わっても、古の人たちの生活や息遣いをどのように感じ、次の世代にどう伝えていくことしかできない。昔から受け継がれている場所をそれぞれが何かを感じ、昔の人たちとつながって次の世代にバトンタッチするという願いを込めた編集した。

『美しい那覇』
首里城からはじまり、空手や綱引きなど沖縄の有名なスポットや文化を撮影しました。本当は飛行機が沖縄に到着したところから撮影したかったけどまだ映像が撮れていない。100年後、外国からきた僕たちの子どもとその孫まで大切に残したいというメッセージを伝えました。

『想いをつないで』
100年後に何を残せるだろうかと考えた時にいろんな人の想いをテーマにしぼった。若狭地域では、地域のためを想って活動しているのでその想いを継承していきたいというアイデアで撮影した。

『まちぐわぁーてぃんさぐぬHANA』
子どものときに母と歩いた市場の映像を撮影した。思い出や心やそこで学んだことや知恵、受け継がれてきたものを100年先にも受け継ぎたいなんて思いながら作った作品。音楽は友人かが歌っている曲を使った。

『3枚肉しーぶん』
栄町のお肉屋さん、10年後も変わらずにいてほしいという思いで制作しました。
しーぶんは方言で「おまけ」という意味ですが、今回は「おすそ分け」みたいな感じで題字に使いました。

『しりとり(仮)』
はじめて那覇にすむのが初めてということもあって、いろんな街のかわいい看板をみたりするのがきで、街を歩きながら見る楽しさを伝えたいな〜と思って作った作品。

それぞれの作品を見ながら、客観的にどのように感じたか、感想やアドバイスを言い合いながら、お互いの作品を評価していきました。

顧問も1つ1つの作品のテーマに寄り添って、技術面や表現方法についてコメントしてくださいました。今ある素材をもっと効果的に表現するにはどうするのか、どのように映像を組み合わせるのか、他に何を加える必要があるのか、またはどう引き算するのかなど、細かくアドバイスしてくださいました。

ちなみに、今回の上映会には、アート同好会のみなさんも参加しました♪
アート同好会は、公民館で事前に映像についてレクチャーを受けたあとに合流です。
顧問の土屋さんからも、観客の視点からコメントをしてくださいました。
これまで部活同士の交流はなかなかないので、とてもいい機会になりました。

今回、部員が作成した作品は、試写会でのみんなからのコメントを参考にして、1分の映像を仕上げてコンテストに応募しました。応募した作品は、コンテスト終了後に公開しますのでお楽しみに!!

これにて全5回のユーチュー部は終了となります。
初めは知識がない部員やスマホを持ってるけどうまく使いこなせない部員、スマホの使い方もさっぱりわからなかった部員などさまざまな人がいましたが、1分の動画を作成できるぐらいの技術を身につけました。

最後に藤井さんから「映像制作は撮影することで街の見え方が変わったり、編集することで自分自身が変わったりと、変化を起こせるメディアだと思っているので、みなさんなりの何か変化があったかと思いますので、よかったのではないかなと自画自賛しています。」とのコメントもいただきました。

ユーチュー部で身につけた技術をいかして映像を撮ったり、編集したり、想像したりと映像制作を楽しみ続けていってほしいと思います。みなさま、お疲れ様でした!

 

 

 

主催:NPO法人地域サポートわかさ
「アーティストと開発する社会教育プログラム」
支援:沖縄県、公益財団法人沖縄県文化振興会
「令和3年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業」